「南極料理人」という映画があります。今「倍返しだッ!!」で大人気のドラマ「半沢直樹」の主演 堺雅人さんが南極の調査隊のために毎日美味しいごはんを作るという内容です。もちろんマイナス54℃の南極という閉鎖空間に男だけですから、若干病みますwそれが正常です。
でもそんなとき隊員を癒すものが暖かい湯気のたった料理なのです。料理はほぼ日などでプッシュされている飯島奈美さんが担当されています。
そして映画「南極料理人」の場面場面で湯気をたてるあの美味しそうな料理が紹介されている料理本がこちら「ごはんにしよう。―映画「南極料理人」のレシピ」です。
何度も台所に持ち込んで参考にさせてもらっておりますので薄汚れております。
中身は映画の紹介と映画の中に出てくる料理のレシピ!
こういう料理本がわたしは大好きなのです。なぜならストーリーこそがやる気につながるから!
ただ「おにぎり」の握り方を説明している料理本は見ていてもスルーしてしまいます。
ただこれは「極寒」の中「ようやくありついた昼ごはんのおにぎり」、「しかもイクラ入り」ならどうでしょう。
そういうストーリー性を料理にも感じることが毎日の晩ご飯作りに対する情熱にもつながってきます。
飯島奈美さんはそういう料理のストーリーをつくり出すことに実に長けた料理家さんだと思っています。
このラーメン・・・きたろうさんが「ラーメン・・・」と泣くシーンをみて「わがままをいうないい大人がッ!」と苦笑いしてしまった私ですが。
それではダメなのです。
そんな表面的なことばかり言って頭ごなしに否定することは人を救わないのです。
そのラーメン中毒きたろうさんを救った愛情にあふれたラーメンのレシピも登場しますよ~
ごらんの通り実に美味しそうではありませんか!
もう一冊の方「シネマ食堂」も同じ飯島奈美さんのレシピ本で映画や漫画の中に出てくる料理を作り、レシピを紹介してくださってます。
ご自身が担当された「めがね」や「のんちゃんののり弁」「プール」などに登場する料理もありますし、「食堂かたつむり」のポタージュ、はては「ゴットファーザー」のトマトソースパスタまで。
ご覧の通り「猫村さん」のネコムライスまでありますw
この料理本のレシピは統一感のあるレシピ本を作られている飯島奈美さんの中ではかなり異色!
洋画の紹介も多いせいかグローバルなレシピで見ていて楽しいです!
この「のんちゃんののり弁」!映画で観てヨダレ垂らしてたーー!!
海苔ご飯の下にゆかりごはんやらかつぶしごはん、切り干し大根のじゃこ炒めごはんを段々にしている「のんちゃんののり弁」☆たまらんよ~!!
「のんちゃんののり弁」は映画もとっても面白いです!
二冊とも「レシピを見ながら料理をつくると映画を観たくなる」「映画を見ると料理をしたくなる」という良質な本です。あと夏休みゴロゴロしながら眺めるのにも最適な本かも~☆
ブログからははじめまして!
『のんちゃんのり弁』は思い入れ強い作品です。モーニング連載(実際の商店などが時より描かれています)→ドラマ化(渡辺典子さんや子役さんがよかった)→映画化(ロケ地が曳舟や京島など知り合いがいて馴染み深い) どれも原作のエッセンスが損なわれておらず魅力的な作品ですね!
コメントちゃんとおくれてますよ~☆有り難うございます!
モーニング連載だったんだ!原作が漫画ということも知らずお恥ずかしい~映画では小西真奈美さんが美しい所作で料理をする姿がとっても印象に残っています( ´∀`)
・・漫画、読んでみようかな~❤