精進料理とは肉や魚は使わずに野菜だけを使う料理のことで、もともとは寺の修行のひとつだったらしい。「食べることも修行」とかストイックざます~(苦行嫌い)
肉も魚も大好きですが、野菜も大好きなので、精進料理のレシピも見ていて楽しいです。
最近はよく出版されている「◯◯寺の精進料理」という内容のレシピ本!
また発売になってましたよ~!「鎌倉 建長寺の精進料理 家庭で作れる名刹の味」です。
そもそも精進料理は六味(甘、酸、塩、苦、辛)五色(青、黄、赤、白、黒)五法(生、煮る、焼く、蒸す、揚げる)というルールで作られており、これは家庭料理の献立を組むときにもチラリと考えたりします。
え?しない?適当に作る?
でも「甘い辛い酸っぱい」は考えませんか?甘い豆の煮物があるなら辛い塩鮭に、タコとワカメの酢の物とか。
無意識に組み立てているように思う献立ですが、この六味五色五法の理念はなんとなくわたしたちに染み付いています、ありがたいことに。
年齢を重ねてきますとね、若いころのように食事は「美味しければそれで良い」というものではなくなってきます。
体に入れることによりどのくらい消耗するか、そして回復できるかなどを考えるようになりつつあります。
消化しにくいものを食べると、食べ物の消化に体力を使いすぎ体の疲れを食事で回復させることが出来なくなってしまう。
だから疲れている時には「消化が良くて、体に負担なく吸収されやすい料理」を食べるのが良いとわたしは考えておるのです。
そういう時に思いつくのがこういう「精進料理」。里芋のおかゆさんに、野菜豆乳鍋、おからの炊いたんなど。
薄味で干ししいたけを使ったじんわり美味しい精進出汁の効いた精進料理。
使うのは野菜と大豆だけ。
でもどの料理も何のストレスもなく体にするりと入っていくような気がする。
よくねレシピ本とかあとお店のメニューとかの紹介文に「体に優しい」というフレーズ出てくるでしょ?
それです!体に優しいの!
コーヒーと食パンを食べるときと比べて、明らかに体に入る時のストレスが少ない。
ダイエットをされている方にはご賛同頂けるかもしれませんが、口から入れるものが消化されて排出されるまでを意識すると、実感できます。
話がちょっとだけストイックな感じになってきましたねwとにかくこの「鎌倉 建長寺の精進料理 家庭で作れる名刹の味」という精進料理のレシピ本、簡単に作れるなかなかバランスの良さげな野菜料理が沢山紹介されていて、興味深いです。
簡単そうなんで、ちょっと作ってみようかなという気にもなります。今みたいに昼と夜の寒暖差が激しい体調を崩しやすい時期に読んでみたいレシピ本ですよ~☆