少し前になりますが京都で夜ご飯を頂きました。今回伺ったのは恐れ多くもミシュラン・ガイドでも星を取っておられる「山玄茶」さん。
実はそんなに有名店だとは知らないで予約してしまいまして。当日予約にも快く受けてくださいました。10人くらいが座れるカウンターと座敷もあるようでした。店主に食前酒を紅い盃についでもらい共に乾杯します。すごーーい、なんか大人☆(十二分に大人なのだが)
コースは1万円代のコースが二種類のみ。懐石のコースで、細々と次々に出てきます。品数が多いのでごく一部ご紹介します~☆刺盛りも「塩とすだち」「ポン酢」「梅肉をわさびで溶いたもの」などバリエイション豊かなつけダレで頂きます。
日本酒を注文しますと、心憎い演出w お客さんと料理人の距離がかなり近くて(物理的に)、あれこれを話しかけてくださり、また話術も素晴らしいのでとっても楽しく食事できます☆
また焼き魚の下に桜の葉を敷いていて、身を食べるとふんわりと桜餅の味がするなど。細かい気配りがある料理ばかりでした。一品一品、感動します。
八寸の美しいこと❤春の味覚、大集合やでえ~❤八寸に添えられたごま油とゴマを練り込んで有名パン屋さんに特別に作ってもらったとかいうバケット・・・お、面白い~❤そんでもって美味しい~❤遊び心あふれる一品の数々・・・惚れたッ!!
品数が多くて「もう〆のご飯は食べられないなこれは」とお腹をさすっていましたが、目の前で土鍋で炊いた銀シャリを見せられると・・・「・・・よそってください」となります、日本人ですものw
炊きたてごはんにシラスをかけて食べたり、うなぎの山椒煮を乗せてお茶漬けにしたり、卵ご飯にしたり・・・と料理人は誘惑してきます。私は卵かけご飯にして頂きました・・・!!ううッうまーーい❤なんも言うことねえーーー!!
もうお腹は200%満腹で、「もう無理・・・!!」と苦しがっていても、デザートは別腹☆デザートも3種類出るよ~❤苺のゼリーコーティングとぷっるぷるの不知火のゼリー!「世界一柔らかい羊羹と百合根の生菓子もご用意できますけど、お腹は・・?」「いけます!!」
世界一柔らかいとご自分で言うだけあって羊羹は口に含んだ途端にシュワっとなくなります。
百合根のこの美しい生菓子もネットリしておおおおおいにーーーー❤
料理も素晴らしいですが、店主と若い料理人の関係がとっても仲が良さそうで、「今日のまかない、あれ絶対美味いわ、間違いないわ」と得意げに言い合うのをカウンターごしに見ながら、良いお店だな~と関心しました。
また是非おじゃましたいと思えるお店です。
人気店のため予約は必須らしいですが、当日席が空いていれば入れます。お腹いっぱいで苦しみながらお店を出て、見送ってくださる店主に頭を下げ歩く帰り道。寒い日でしたけど、そんなことも気にならないくらいの、幸福感でございました。いやあ、美味しいものって本当に素晴らしいですね‥‥・ッ!!