あれは有元葉子さんのコメントだったかな~「イタリアに行ったときにね、イタリア語しか通じないような地元の食堂でバリバリ料理を作っている子がいて、体は小さいのにものすごくパワフルだな~って関心した」とおっしゃられていた、この小柄でパワフルな子と言われていたのが現在、料理家をされている細川亜衣さんです。
以前は米沢亜衣さんとして「イタリア料理の本」などを発売されていますが、結婚して名前が変わられました。すべての本について言えることですが、素人むきの本ではありません。
食材を組み合わせるバランス、火を入れる時間など、自分なりに料理についてある程度確信のようなものがないと失敗します、取り返しもつかないほど。
かつて私も手打ちパスタを本を読みながら作ってみたことがありましたが・・・食べられないほど硬いものが出来てしまった・・・!!
でもそういう料理本が私は好きです。分かりやすく解説している料理本だけではつまらない。
そしてつい最近、細川亜衣さんの新刊「食記帖」が発売されたので早速購入~☆
中身に写真はありません、うひょーーストイックざーーます!!←嬉しい
結婚して東京から熊本に移住され森の生活を楽しまれている細川亜衣さんの毎日の食べたものとちょこっとレシピという内容です。
しかしまあ若い小柄な女性というイメージはまるでない文章!ストイック!なぜかロシアが思い浮かぶ。その文章から伝わるイメージは「力強さ」「意思」「単色」「男性性」。
ピンと張り詰めた空気感が漂います。でも、紹介される毎日の食卓のなんと色彩豊かなこと!
この本は小説として読んでも面白いと思います。こんな本は今までになかった気がするな~その唯一無二な存在であるから細川亜衣さんは人気なのです、そう読者に媚なくとも。
この本、秋に発売したほうが良かったかもしれない。より深く自分の中に吸収できたかもしれないと思いながら、繰り返し繰り返し読んでいく本だから関係ないかとも思う。
唯一無二な料理本です、日記タイプの料理本がお好きな方にオススメしたいな~